茶豆和菓子のおは・きな・ずん!

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カミナリでしゃちほこがたいへんなことに!

茶豆和菓子の おは・きな・ずん!
はっじまっるよ~!
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こんにちは!
 
 
九州の豪雨被害がひどいと
思っていたら、
こんどは名古屋で激しい雨と落雷・・・
 
そのせいで、なんと
犬山城のしゃちほこの片方が
壊れてしまったというニュースに
耳を疑いました。
 
 
愛知県犬山市にある国宝で、
しゃちほこのある天守閣は
現存する最古のものだそうです。
 
そんな貴重な天守閣のしゃちほこが
壊れてしまうなんて・・・ 
 
 
犬山市によると、
何度もカミナリが集中したせいで、
天守の避雷針は曲がり、
火災報知器も破損してしまっていた
とのことです・・・
Σ(゚Д゚) 
 
カミナリの威力って怖いですね~
水による被害を水害
土中の塩分による被害を塩害
呼ぶように、
雷による被害は雷害というそうです。
 
毎年、
カミナリのせいでケガをしたり
命をおとしたというニュースも
聞きますよね。
 
高い木のそばは危ないとか、
金属製のアクセサリーをつけていると
カミナリが落ちてきやすいとか、
安全にまつわる
いろいろな情報もありますが・・・
 
そもそも雷って
どんなしくみで
発生するんでしょう???
 
調べてみました。
 
 

<カミナリの語源・歴史>

はるか昔から人間は雷を恐れ、
神様としてあがめてきました。
 
古代ギリシアゼウス
どちらも雷を司る神で、
神話の中の最高神です。
 
北欧神話トール(ソー)も雷の神様で、
すさまじい力を持つ
荒々しい神として描かれます。
 
日本語の神話でも
カミナリ(神鳴)は神様で
神話時代の日本を治めていた
タケミカヅチ(建御雷・武御雷)もまた、
雷神でした。
 
ちなみに、カミナリの別名である稲妻は、
稲が実る時期にカミナリが多いことや、
落雷のあった田んぼでは
稲がよく実るとされたことから、
 
稲のパートナー=稲妻
 
という名前になったようです。
 
 
国や神話が違っても、
やっぱりみんな
カミナリは怖かったんですね・・・
 
 

<カミナリが発生する仕組み>

カミナリの正体が
神様ではなく電気であることを
突き止めたのは
1770年代、
アメリカ独立の立役者の一人であった
政治家にして科学者の
 
ベンジャミンさんは
1752年の嵐の日に凧を飛ばし、
タコ糸に伝わる電流を観測したことで
カミナリの正体が
膨大な量の電気であることを
発見したのです。
 
 
というわけで、

カミナリが発生する仕組み

1.
まず、夏の強い日差しで、
地上の空気が暖められ、上空へ登っていきます。
上昇気流に乗った空気は冷やされ、
冷やされた空気は、水の粒になります。
これが雲です。
 
2.
雲がもっと上空へ行くと、
水の粒は氷の粒になり、
その粒同士が こすれあうと、
摩擦が生じて
静電気が発生します。
 
3.
静電気がさらに こすれあうと
大きな粒と小さな粒に分かれ、
大きな粒はマイナスの電子を持ち、
小さな粒はプラスの電子を持つようになります。
 
(それがどうしてかは
茶豆にはわかりません(笑)) 
 
 
大きな粒は重いので、
雲の中でも下のほうにマイナスの電子が
たまっていきます。
 
そうして大量にマイナス電子が集まると、
地面の中にあるプラスの電子が
引き寄せられて、
雲と地面まるで
大きな磁石のように引き寄せあいます。 
 
 
4.
電子が引き合うチカラが 限界になると、
雲から地面に向かって、
もしくは地面から上空へ向かって
電流が流れます。
 
 
これがカミナリというわけです!
 
 
ちなみに空気は本来
電気を通さないそうです。
 
ATフィールドバリアーみたいになっているんですね。
 
その空気のバリアーを
打ち破るほどの強さでカミナリが落ちるときに、
電子と空気がこすれて、
あの
ゴロゴロピシャーン!という音が
鳴るのだそうです。
 
知らなかった~!
どんだけ無理矢理押し通ってるんだろう
 
 
でも 知れば知るほど、
カミナリを避けるのは
無理なんじゃないかって気がしてきましたが、
懲りずに調べてみました。
 

<カミナリから身を守るためには>

1.開けた場所も、木のそばも危ない!

よく言われるように、
木のそばは危ないです。
カミナリは
背の高いものに落ちる性質があるので、
木の下での雨宿りや、
開けた場所で、1人でぽつんと
立っているような状態も同じように
落雷にあいやすくなります。
 

2.車の中はかなり安全! 

カミナリは、
地面の電子と引き合って
空気のバリアーを無理矢理ひき裂きながら、
背の高いものや
地面に接しているものを伝って、
地表に落ちてきます。 
 
そんな時に安全なのは車の中です。
車は表面が金属でできているし、
タイヤで地面に接しているので
カミナリがあたっても、
その膨大な電流を、
車の表面から地面に逃がすことができます。 
 
車の中なら、落雷の直撃にあっても
安全とのことですが、
中の人が大丈夫でも
車自体の電気系統が
焼けこげたりするかもしれないので、
逃げられなくなりそうなら
車よりも、安全な建物の中に
逃げたほうがいいみたいです。  
 
 
う~ん、さすがカミナリさま。  
 
 
結局、
カミナリから逃げるのは難しそうですが、
雷害対策をしてある建物の中が
いちばん安全ってことでしょうか・・・  
 
20170713しゃちほこ.png

 
今日のおは・きな・ずん、
いかがでしたか?
 
カミナリは
磁石のような仕組みで流れる、
巨大な電流なんですね。
 
その電流を受けるものが
地面に接しているかどうかが
落雷被害や 雷害対策のカギになる
ということがわかりました。  
 
落雷被害にあわれたみなさまのご無事を
お祈りしております。 
 
 
しゃちほこが早く治りますように!
 
それでは今回はこのへんで!
 
またね~(^^)/
 
 
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