茶豆和菓子の おは・きな・ずん！
はっじまっるよ～！
こんにちは。
家具店のエスカレーターで
車いすを利用していたご夫婦が
転倒して大怪我をし、
その後ろにいた女性（７６）も
巻き込まれて亡くなってしまったという
事故がありました。
同じ車イスユーザーとして、
茶豆も胸が痛い思いです。
ご夫婦は、
おばあさん（７９）の車イスを
おじいさん（８１）が
後ろから支えるカタチで
上りエスカレーターに乗っていて、
降りる所で車輪が引っかかって
バランスを崩し、
後ろの女性を巻き込んで
転落してしまったそうです。
想像するだに恐ろしい・・・
エスカレーターのすぐ近くには
エレベーターもあったそうですが、
おじいさんは
「そこにエスカレーターがあったから
乗ってしまった」
と話しているとのことです。
巻き込まれて亡くなった方からしてみれば、
どうして
車イスの奥さんがいるのに、
エレベーターもあるのに、
わざわざ
エスカレーターに乗せたんだ！
と、思うことでしょう。
茶豆も、本当にそう思います。
車イスの奥さんと一緒なら
おじいさんは絶対に
エレベーターに乗るべきだった
と思います。
けれど、驚いたことに
その香川県の
社会福祉協議会のウェブサイトにも
細かい注意はあるものの、
車イスの様々な介助方法のひとつとして
エスカレーターに乗せる方法も
記載されていたそうです。
（現在は削除されていますが・・・）
たしかに、バリアフリーの概念や
安全の基準が確立される以前は
ベビーカーや車イスを
エスカレーターに乗せることは
よくある光景でした。
でもベビーカーも車イスも、
本来、エスカレーターに乗れるような
作りではありません。
だから、乗っちゃダメとも
こうすれば乗っていいとも、
法的な規制は整っていない
のが現状です。
香川県のご夫婦は
過失致死も視野に入れて
捜査が行われるそうですが、
茶豆は
このような背景を知っているので、
この事故の裏側の、
おじいさんの過失だけではない
もっと複雑な問題を
考えてしまうのです・・・
どんなに急いでいても
エレベーターを待って使うしかない
茶豆からしてみれば、
エスカレーターでシューっと乗り降り
できることは、
じつは、かな～り
うらやましかったりします。
とくにバーゲンの日なんかはもう、
待てど暮らせど、
優先エレベーターでさえも
元気なお客さんで
いっぱいだったりして、
「茶豆だって！乗れるもんなら
エスカレーターで
シューっと行きたい～(-_-;)」
と、思うこともあります。
もちろん絶対にしませんが！（笑）
亡くなられた方のご冥福を
お祈り申し上げるとともに、
設備面でも心理面でも
さらに
バリアフリーが進むことを願っています。
そうそう、ちょっとココで
双方向バリアフリー
の話をさせてください。
今回のように
社会福祉の問題を考えるときも
そうですが、私たちは日頃、
・設備面
・心理面（いわゆる心のバリアフリー）
・「助けてあげる」
・「助けてもらう」
といったふうに、ついつい社会を
健常者とそれ以外（障害者）！
みたいに、2種類に
バッサリ分けて考えてしまうことって、
ありますよね。
でも、最近話題の
「大人の発達障害」
（大人になってから
じつは幼少期からの発達障害があったと
判明すること）や、
LGBTに代表されるように、
最近では
身体的、精神的、ジェンダー問題にかかわらず、
たとえ同じ病名でも、そのひとそれぞれの
症状があり、それぞれに
配慮される権利があるのだということが
徐々に認識されてきたように思います。
普段は元気な健常者のひとも、
診断はつかなくても
具合が悪くなっちゃうことはあります。
逆に障害があっても、
社会生活をエンジョイしている人も
たくさんいます。
「健康」というものが
必ずしも
肉体的な健康状態に
限られなくなってきた昨今。
生きづらさを抱える相手のツラさを
想像し、思いあうことに
健常とか、障害とかの区分って、
意味があるのでしょうか。
そう思った茶豆は、
双方向バリアフリー
という言葉を考え、
健常者も障害者も、
だれでも自由に持てるマークを
考えました！
ダウンロードできますので、
利用規約をご覧のうえ
ぜひお楽しみくださいませね！
