茶豆和菓子のおは・きな・ずん!

車椅子の漫画家、茶豆和菓子(ちゃまめわかこ)がいろいろ書くよ!見ていってね!

人生を豊かにする、魔法の呪文2つ!

 

今回は

脳内で考えるままに書き連ねますので

失礼いたします。

 

 


 

新型コロナウイルス

人種差別問題、

有名芸能人の不倫etc...

 

昨今の様々な社会情勢を見るにつけ

やるせない思いになりますが、

ひとつひとつにモノ申していても

なんだかキリがないように思えるほど、

2020年という節目の年に

人間のモラルが

試されているように思えてなりません。

 

う~ん、、、

 

 

 

『まぼおは』のおはぎちゃんたちは

「人間のメタファー」。

 

いろんな色や味があるのです。

でもみんな仲良く暮らしています。

 

さらにそこには

「森の生き物たち」もいます。

 

くま、さる、ライオン、

わに、タカ、きつつきetc...

 

って、ほぼ猛獣ですね(笑)

 


猛獣の彼らは世界史的に言えば

ある意味で「屈強な外部民族」のメタファー

と言えるでしょう。

(私は世界史選択で大学を受験したので

こういう考え方が板についているのです。) 

 


でも、おはぎちゃんたちは

自分と違う種族である彼らを

卑下することはもちろんありません。

 

自分たちと仲良くしてくれることを

嬉しく思うけれど、疑問には思いません。

 

自分たちも彼らと一緒にいることが

楽しくて嬉しいからです。

 


だから仲良く冒険を共にしますし、

逆に、悪事をはたらく悪者だと

ウワサされていた言動の裏にある、

心優しい真の目的を知るのです。

 

 

さらに魔女も登場します。

 

まさに「究極の異端」。

 

不思議の中の不思議。

 

人を魅了してやまない

畏怖すべき

超自然的存在のメタファー。

 

 

まぼろし国は

そんな「ありとあらゆる普通」が

なんの疑問もなく共存する

素敵な国なのです。

 

 

そうそう、

忘れてはならないのは、

「ありとあらゆる普通」は

「ありとあらゆる異端」に

なってしまうということです。

 

ほんのちょっと

ものの見方や時代背景、

その時々で常識とされていることが

変わってしまうだけで。

 

 

実際に人類は、長い歴史のなかで

そうやって未知のものを排斥しては虐げて、

暗闇に追いやってきました。

 

それが「無意識の恐れ」の

裏返しだとも気づかずに。

 

もちろん、病理医学や精神構造が

解明されていない古い時代の話ですので、

そうして身を守らなければならなかった

というのは理解できます。

 

でも、

ドローンは飛ばすわ

新薬は開発するわ

クローンは作るわ

ミドリムシで非常食作るわ

宇宙に出て住める惑星探すわ

って、

そんなすごいことが

できるようになった現代においても、

いまだに何百年も前の人類と

同じことをしていて良いのでしょうか。

 

それって、本当に 

 人類が目指すべき姿でしょうか。

 

 

・・・。

 

 

だからこそ、

無意識を意識することが重要なのです。

 

はからずも、

先日私たちが亡くした尊い仲間は

ジョージ・フロイドさんとおっしゃいます。

 

かつてウィーンで

人間の「無意識」の存在を提唱した

心理学者フロイトと同じ苗字の方です。

※フロイドさんはFloydさんで、

フロイトはドイツなのでFreudですが。

 

 

私は心理学を勉強した者として、

この偶然に無理やりにでも意味を見出し、

未来を平和なものにしなければならぬのだ

と思わずにはいられません。

 

 ちなみに私が尊敬する心理学者

A.アドラーフロイトと同時代の人で、

同じ研究会に入っていました。

でも無意識は存在しないと提唱し、

「目的論」を唱えて対立したため、

フロイトとは別の道を選んだのです。

 

あ、フロイトアドラー

名誉のために言いますが、

彼らは当初お互いの学説にとても

理解を示していて、仲が良かったんですよ!

 

 

 

さて、そんなわけで無意識の話です。

 

 

無意識の恐れや不安は

無意識の差別や偏見を生みだし、

無意識に人間の思考を縛ります。

 

でもそれって、言い換えてしまえば

「不自由」ってことです。

 

 

どんなに健康な人でも

立派な職業についている人でも

誰もが無意識による「思考的不自由」を

持っているとしたら・・・。

 

それって不自由ですよねぇ(笑)

 

私は車椅子ですが、せめて思考くらいは

自由でありたいものです。

 

だからこそ健常とか障害とかのジャンルは

社会制度のための便宜上のものに過ぎません。

 

 つまりジャンルはジャンルに過ぎず、

本質ではないのです。

 

「ミステリー」というジャンルの中に

アガサクリスティーアーサー・コナンドイル

刑事コロンボも存在し、

しかもそれぞれが「本」もしくは「小説」という

本質において対等なのです。

 

つまり私たちは「本」として、

「人間存在」として対等なのです。うん。

 

 

さて、

思考的不自由な人間にならないためには

何が必要でしょうか。

自分が持っている無意識の常識から

抜け出して自由になるためには。

 

あ、ちなみに「自由」だからって

必要最低限の倫理はありますよ!?

倫理のない自由は、あなたソレ、

自由って言いません、

無法地帯って言うんです(笑)

 

 

さて、

「思考的不自由な人間にならないためには」

でしたね。

何が必要でしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、想像力が必要なのです。

 

 

私たちは

せっかく発達した大脳新皮質

あるんですから、

それをぎゅーんと回転させましょう。

 

理性のある人間として

想像力をもってして

他者の痛みや苦しみに寄り添い、

生まれも育ちも文化も超えて

仲良くなれるはずです。

 

そのための魔法の呪文が

「モシジブンダッタラ」です。

 

もし自分だったら。

 

If I was you...

 

Were I you...

 

誰かのために生きることができない人が、

いつか自分が困ったとき、寂しいとき、

本当の意味で誰かに

自分のために生きてもらえるのでしょうか。

 

(べつに、いつか困ったときのために

予防として善良な人になれとか

そーゆーことじゃないですヨ!?)

 


まぁ、そんな私の

無意識を意識的に描いたものが

まぼろし国」であり、

『まぼおは』であり、

「双方向バリアフリー」なのです。f:id:chamame_1143_wakako:20200614203643j:image

そして、

想像力を養うためには

哲学や勉強、知識が必要なのです。

 

 

だから大人は子供に

勉強しなさいって言うのです。

 

あれプレッシャー感じますよね(笑)。

私も嫌でした(笑)

だって私、

数学も英語も赤点でしたから(笑)

ほんと、

なんで上智に入れたんでしょう。

療養しなければならなかったとはいえ、

2年間の完全独学の浪人生活・・・。

今でも自分の無謀さにゾッとします(笑)。

でも、心理学とポルトガル語

やりたかったんだもん!!!!!

 

おっと話を戻しましょう。

でね、

 

この勉強ってのが

じつは哲学のことなんだと

私は思うんですよね。

 

 

で、哲学ってね、難しくないんです。

 

 

魔法の呪文さえあれば、誰でもできるんです。

その呪文が、

 

「ッテコトハドウイウコト」です。

 

 

 

「○○は△△である」

 

「・・・ってことはどういうこと?」

 

「ってことは□□である」

 

「・・・ってことはどういうこと?」

 

「ってことは☆☆である」

 

というのを

もうこれ以上分解できない!

っていうところまで

延々と繰り返していくのが

哲学という学問なのです。

 

心理学も、ほかの勉強も、

まぁ似たようなものです。

 

これがね、すごいことなんですよ。

 

この問いかけを延々とやっていくと

無意識を意識することができるんです。

 

自分ってこういう考えを前提に

いつも行動してたんだ!

 

ってだんだんわかってきます。

 

そこからは早いです。

 

なりたい自分になればいいんです。

 

今までの行動原理が嫌なら、変えればいい。

 

変えられないなら、

変えられない理由は何だろう、

なんで自分は変えられないんだろうって

また哲学すればよいのです。

 

 

 

そうして

無意識を意識できるようになると、

想像力も豊かになり、

誰かの気持ちや目に見えない状態を

想像しやすくなります。

 

思考が自由になるわけです。

 

脳にストレスがかからなくなり、

感情と事実を

分離して考えられるようになり、

とにかく楽に生きられるようになります。

 

 

まぁ、そんなとりとめのないことを

考えつつ、

思考的不自由にまみれまくっている

この世界を憂いつつ、

魔法の呪文

「モシジブンダッタラ」と

「ッテコトハドウイウコト」を

広めるにとどめて、

今回はここまでにしようと思います。

 

脳内だだ漏れ回にて

失礼いたしました!

 

 

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