茶豆和菓子のおは・きな・ずん!

車椅子の漫画家、茶豆和菓子(ちゃまめわかこ)がいろいろ書くよ!見ていってね!

亥の子餅を食べて、無病息災、火の用心!

茶豆和菓子の おは・きな・ずん!
はっじまっるよ~!

 

みんな~!まぼおっは~!

まぼろし国のあいさつです)
 
 
コロナ禍のなかでの
新しいハロウィンもあっという間に過ぎ、
早いもので、もう11月です。
 
じつは私、
この時期にぜひ食べたい
美味しい和菓子があるのですが
今回はその歴史もあわせて
ご紹介したいと思います!
 

【亥の月、亥の日】

みなさんは、亥の子というのを
ご存知でしょうか。
読み方はイノコ、です。
 
日本には四季や二十四節季などの
それぞれに、季節を感じる様々な
行事がありますが、
「亥の子」も古くから続く
大切な行事のひとつです。
 
「亥の子」は、その名のとおり、
イノシシの子供(うり坊)のことで、
「亥の月」の最初の「亥の日」に
うり坊を模した和菓子を食べて
無病息災を祈る
伝統行事のことなのですが・・・
 
 
そもそも
「亥の月」や「亥の日」って何?
って感じですよね。(^^;)
 
まずはそこから見ていきましょう!
 
 

【なんでも十二支】

  
その昔、日本ではいろいろな物事に
十二支をあてはめて生活していました。
年賀状の時に描く
子(ね)、丑(うし)、寅(とら)…
というあれです。
 
時代劇などが好きな人は
「子の刻」とか
「丑の刻参り」といった言葉も
知っているかもしれません。
 
そうです、江戸時代では、
時間さえも十二支で表していたのです。
 
 
で、さらに12カ月それぞれに
各月を象徴する十二支をあてはめると、
 
1月 寅(とら:虎)
2月 卯(う:うさぎ)
3月 辰(たつ:龍)
4月 巳(み:蛇)
5月 午(うま:馬)
6月 未(ひつじ:羊)
7月 申(さる:猿)
8月 酉(とり:鶏)
9月 戌(いぬ:犬)
10月 亥(い:猪)
11月 子(ね:ねずみ)
12月 丑(うし:牛)
 
という感じになり、
 
11月には亥の子・・・
 
って、アレ?
 
 
11月は「子」ですね?
 
 
 
・・・そうなんです。
 
じつは、
江戸時代の日本では旧暦といって、
月の満ち欠けを
中心とした太陰暦(たいいんれき)と
太陽の位置を
中心とした太陽暦(たいようれき)の
両方を混ぜた「太陰太陽暦」という暦を
基準に生活していたので、
現代の私たちとは
カレンダーが約1か月ズレるのです!
 
なので、
亥の月は正しくは旧暦の10月ですが、
今では11月に当たるので、
これはこれで良いのだそうです。
 
 (´ω`*)ほっ。
 
 

【いのいのいのいの…】

 
さて、亥の子に話を戻しましょう。
 
 
亥の子はもともと
「亥子祝(いのこいわい)」
という
古代中国のお祭りでした。
 
亥の月、亥の日、
亥の刻(夜9時~11時)に
穀物を混ぜ込んだお餅を食べると
病気にならないという風習で、
無病息災を祈ったのです。
 
それが当時平安時代の日本に伝わり、
貴族の宮中文化として定着したあと、
だんだん庶民にも
伝わっていったと言われています。
 
 
そして時代が進んで
江戸時代の亥の子行事になると、
さらに重要な意味が
付け加えられるようになります。
 
それは「防火祈願」
つまり火事を防ぐ祈りです。
 
当時、亥の月・亥の日というのは、
多くの家でこたつや火鉢を出してきて
使い始める日でもあったそうです。
江戸の家屋は燃えやすく、
日頃から火事が多くて大変でしたから、
火の用心は大切なコンセプトでした。
 
 
・・・でも
亥=イノシシって
鬼滅の刃の伊之助じゃないけれど
猪突猛進!って感じで、
どちらかというと火をつけるっぽい
イメージがありません?
 
(´・ω・)???
 
 
大丈夫、ちゃんと意味があるんです。
 
 先ほどから出ている「亥の日」などの、
十二支で表す日付に、
さらに
五行(ごぎょう)思想という
古代中国の自然哲学の考え
(世界のすべては必ず
木・火・土・金・水のどれかに
当てはまる、という考え)を
照らし合わせると、
なんと亥、つまりイノシシは
水を司る属性なんです!
 
 
なぁ~るほどぉ~~~・・・!
 
 
イノシシって、昨今では、
畑の作物を食い荒らしちゃう
害獣なイメージも強くなっていますが、
こうして亥の子の歴史を知ると、
守り神的な、山の主的な神聖な感じで、
だいぶイメージが変わりますよね!
 
というか、そもそも
イノシシが
畑や人里に降りて来ちゃうのって、
山に食べ物が少なくなって
おなかが空いて
どうしようもなくなっちゃうからで、
じつは、回りまわって
私たち人間のせいだったりする部分が
大きいんですよね・・・。
 
 (T_T)反省・・・
 
 
古来から
私たち日本人の祈りを
受けとめてくれていたイノシシ。
 
ときには
うり坊(まさに亥の子)とともに
私たちをほわほわと
和ませてくれるイノシシ。
 
 
さて、
今年2020年の「亥の日」は
11月4日だそうです。
 
ちょっと先取りして、
あんこたっぷりの
可愛くて美味しい亥の子餅を食べながら、
イノシシやうり坊たちが
楽しく暮らせる自然環境を
守っていきたいなぁ、と
改めて考えた茶豆でした。
 
あ、いままでずーっと
私たち人間の家の火の用心を
してもらってきたんだから、
イノシシたちが暮らす森も
火事になりませんようにって、
お祈りしよ~っと!
 
ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”(๑´ㅂ`๑)ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”ŧ‹”

f:id:chamame_1143_wakako:20201101192656p:plain


 

下記バナーから

渾身の長編連続web漫画
『まぼおは』をご覧いただけます!
↓ ↓ ↓        ↓ ↓ ↓

f:id:chamame_1143_wakako:20200513153713p:plain

 
 
 
instagram-glyph-1.png