茶豆和菓子のおは・きな・ずん!

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満開の桜の下で、お花見の始まりを考えてみた!

茶豆和菓子の おは・きな・ずん!
はっじまっるよ~!
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こんにちは!
 
寒い寒いと思っていた冬も去り、
あっという間に
春本番になりましたね。
 
八王子の公園や河川敷も
桜が満開で、
お花見しながら
のんびりお散歩するのも、
とっても楽しいです!
 
🌸(*´▽`*)🌸
 
お花見の名所といえば、
奈良や京都などが有名ですよね。
 
昼の桜も綺麗だし、
夜桜も幻想的で素敵です。
 
そんな、春の風物詩のお花見ですが、
いったい いつ頃から始まったのか
ご存知ですか?
 
 
 
江戸時代?
 
いえいえ。
 
 
戦国時代?
 
いえいえ。
 
 
 
 
なんとお花見の歴史は
奈良時代にまでさかのぼるのです!
 
( ゚Д゚)えぇ~!?
 
ではここでクイズです!
 
Q:奈良時代のお花見といえば、
 何の花を見たのでしょうか。
 次の3つからお選びください。
1.梅
2.桃
3.桜
 
 
選びましたか?
正解は・・・
1.梅 
 
でした!
 
 
そうなんです。
 
なんと奈良時代には、
花といえば梅!というほど
梅が人気で、
貴族がこぞって庭に梅の木を植え、
お花見も、今のように桜ではなく
梅を愛でていました。
 
それは、もともと
唐代の中国の文化だった
梅を鑑賞するお花見が
遣唐使などを通じて
日本に伝わったのが始まりと
いわれているそうです。
 
当時の梅の人気はすさまじく、
奈良時代の和歌を集めた
万葉集には、
桜について詠んだ歌は
43首なのに対して
梅について詠んだ歌は
なんと110首もあるんですって!
今回このブログを書くにあたって、
そうした昔の歌を
いくつか見てみたのですが、
なんていうんでしょう、
和歌ってこう、現代でいうところの
SNSとかTwitterみたいなもの
だったのかもしれないなって思いました。
 
たとえば、
 
春されば
まづ咲くやどの 梅の花
独り見つつや 春日暮らさむ
(春になると まっ先に咲く
 我が家の梅の花を 一人で見て
 春の日を過ごしましょう)
 
春雨を
待つとにしあらし 我がやどの
若木の梅も、いまだふふめり
 (春雨を待っているのでしょうね。
 うちの庭の若い梅も
 まだつぼみのままです)
 
など、
パッと見は難しそうですが、
 
「梅のお花見なう」とか、
 
「うちの庭の梅、
 はやく咲かないかな~」
 
などと つぶやいてる感じに
近いのではと思うと、
難しいイメージだった和歌も
なんだかとっても
身近に感じられません?(笑)
 
そんなふうに大人気だった
梅のお花見ですが、
じゃあ、
桜が人気がなかったのかというと、
決してそういうことでは
なかったようです。
 
 
当時、コノハナサクヤヒメという
女神さまが宿っていると
信じられていたほど桜は神聖な木で、
その開花を 田植え時期の目安に
していたというのですから、
いかに桜が人々の生活にとって
重要な花だったのかが分かりますよね。
 
 
さて、平安時代になると、
とうとう桜ブームがやってきました!
 
 
いったい誰が最初に
桜のお花見をしたのかというと、
なんと
嵯峨(さが)天皇だったそうです。
 
「日本後記」によると、
京都の御所から牛車に乗って
優雅におでかけした嵯峨天皇
地主(じしゅ)神社の桜を見て、
その あまりの美しさに見とれ、
牛車を行きつ戻りつさせては
何度も眺めたといいます。
 
あまりに気に入ったので、
神社の人に、この桜の一部を
献上させて自分の庭に植え、
「花宴の節(せち)」という
宴を催したのが、日本で最初の
桜のお花見といわれています。
 
桜の人気は爆発的に広まり、
古今和歌集に収められた和歌にも、
梅の歌が18首に対して
桜の歌は70首と、一気に増え、
「花」といえば「桜」をさすほどに
なりました。
 
平安時代の有名な歌人である
紀友則(きの とものり)の詠んだ
 
久方の 光のどけき春の日に
しづ心なく 花の散るらむ
(こんなにも 春の光がのどかな日に
 どうして桜の花だけは
 はらはらと散ってしまうのだろうか)
 
という歌なども有名ですよね。
 
 
「お花見」として、
多くの人が大々的に愛でる花は
時代とともに変わっても、
冷たい冬から春になった
喜びを感じ、
日の光にほころぶ花に
ほっと癒される気持ちは、
昔も今も同じなのかもしれません。
 
八王子でお花見.png
満開っ!✨

 
今日のおは・きな・ずん、
いかがでしたか?
 
いやぁ~、
お花見を紐解いてみたら
ものすごい歴史が
隠されていましたね!
 
まぁ、茶豆は
梅も桜もどっちも大好きだけど、
お団子も大好きだから、
こはちょっと失礼して
花見団子を
食べてこようと思いま~す!
 
それでは今回はこのへんで。
 
(*´ω`*) またね~
 
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